特殊清掃で行われるOST脱臭法とは
孤独死や事件事故の現場やゴミ屋敷など、通常とは違った環境の清掃を担当する特殊清掃の仕事。
そんな特殊な現場だからこそ、用いられるのがOST脱臭法です。
聞き馴染みないこの 脱臭法は一体どのようなものなのでしょうか。
OST脱臭法のOSTとは「オゾンショックトリートメント」の略です。
オゾンというのは、酸素原子が3つ結合した状態のものをいい、自然界にも存在する物質です。
自然界で存在するオゾンは太陽の紫外線の影響を防ぐオゾン層としてよく知られています。
オゾンはギリシャ語で「臭う」という意味が由来で、オゾン自体は生臭い匂いと表現されています。
同時にオゾンは強い酸化力を持っており、臭いの原因となる物質を酸化させて臭いの発生を防ぐことができます。加えて、オゾンの酸化力は殺菌にも大きな効果があり、有害な物質を分解させることができます。
OST脱臭法は、このオゾンの性質を利用したもので単純にオゾンを発生させるだけではなく大きな風量で空気とオゾンをかき混ぜてオゾンの酸化力を活発化させます。
特殊清掃が行われるような現場では、臭いの元となる物質は深く浸透してしまい、空気中も臭いの物質が充満しているケースがよくあるため、オゾンを活発化させて対処しようということです。
整理屋ベースヒルでは、特殊清掃でOST脱臭法を用いて臭いや有害物質を取り除いています。